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2006年10月

2006年10月31日 (火)

今月は6冊だけ・・・

今月は読書は低調。仕事がたいへんだった? う~ん、後半はね・・・。いろいろバタバタしたりもしたし、根詰めて勉強ばっかりしていたので、エバークエスト2(オンラインゲーム)が微妙におさかなのなかで復活したせいもあります。

先々週は北海道に一泊二日の取材だったし。ついこの間の日曜日は朝の7時半に家を出て、その日の23時50分すぎに家に帰り着くという強行出張をおこないましたし(中国地方へ)。昨日はネムさかなでした。今日もちょっとネムです。でも、マシになりましたけど。

さて。今月読んだのは以下の本です。

○教科書攻撃の深層 俵 義文 学習の友社1997 1600円(税込) (10/1読了)

 教科書攻撃とその主張や攻撃の歴史、政治家の歴史認識の発言の歴史などもわかりやすくかかれている。ちょっとあまりに簡単に書いてあると思う人は、この本をきっかけに「自虐史観」だとおっしゃる方々の本を読んだり、歴史修正主義を批判する人たちの本を読んではいかがでしょう。入門書としては悪くないと思います。

○美しい国へ 安倍晋三 文春文庫2006 ※値段は忘れた。貸し出し中(10/3読了)

 面白い! おさかなの世界観とはまるでさかさだけど。くわしくは下記URLに感想。

http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2006/10/post_69e9.html

http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2006/10/post_6b1b.html

○東アジア史としての日清戦争 大江志乃夫 立風書房 3300円+税(10/10読了)

 長い・・・。読みにくい・・・。何と言えばいいのかわからない・・・。500ページを超える大作。しかし後で参考になる本なのかもしれないが、すんなり頭に入ってこない・・・。もう一度おさらいはしようとは思いますが、くだらない本だというのではないのですが、取り立てておすすめできない本です。一言で言うと、冗長な感じがします。

○岩波講座アジア・太平洋戦争1 なぜ、いまアジア・太平洋戦争か 倉沢愛子/杉原達ほか編 岩波書店2005 3400円+税(10/25読了)

 これも400ページ近くある本で決して短くない本だが、とにかくいろんな論者のいろんな論文が入っている。アジア・太平洋戦争が決して過去のものとして済まされないことを、いろんな角度から指摘してくれる本だと思う。論理的思考能力と社会科学的素養?がちょっと必要かも。おすすめには違いない。くわしい感想は下記URL参照。

http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2006/10/post_b5ff.html

○戦争違法化の時代と憲法9条 川村俊夫 学習の友社 2200円(税込)(10/30読了)

 わかりやすく、戦争の違法化がどうすすんだか、戦争違法化の努力がどうはらわれたかかかれている。押し付け憲法論にもそれなりに反論。

○「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実 吉見義明/川田文子編著 大月書店1997 900円+税(10/31読了)

入門書。Q&A方式?でわかりやすい。主要な「論争」の論点はこれに出ているので、これで勉強してからさらにつっこんで勉強する人にはいいかも。かもかも。本っていうよりブックレットですね。100ページないです。一応入門書としておすすめです。

 今月はこんな感じでした・・・『新「南京大虐殺」のまぼろし』、そろそろ読まないとと思いながらまだ読んでいないおさかな・・・。

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2006年10月26日 (木)

いざ、あこがれの富士屋ホテルへ!

おさかなは、鎌倉に紅葉を見ようと出かけていったことがある。2004年の11月だったが、中旬だったので、あんまり見ごろではなかった。都内などを見ているともう紅葉しているのかと思ったのだが、意外にも鎌倉は11月下旬や12月初旬が見ごろとなるようだった・・・。

で、「あんまり紅葉してないじゃん!」と彼女と二人で次こそはとリベンジを果たすことに。そこで先日彼女が提案してきたのが、鎌倉→富士屋ホテル一泊→箱根で美術館へいくというもの。交通費が近場なら浮く分、豪華に泊まろうということのようだ。まあ、おさかなが落ち込んでいたのを励まそうと、旅行のパンフレットを旅行代理店からもらってきたというのもあるようだ。

富士屋ホテルといえば、超有名ではないか! ジョンレノンが泊まったとか、天皇がカレーがうまいといっておかわりしたとか・・・。そんなことはさておき、そんな高級なところに一回は泊まってみたかったので、12月の頭に富士屋ホテルをおさえました・・・。

仕事の関係では年末は忙しいのだけど、一応谷間になる日を探して予約できた。富士屋ホテルでどんな料理が出てくるんだろ。楽しみでし。庶民なおさかなは基本的に1万円をこえるのだけでも抵抗があるので、二万円超えるようなホテルなんてとまったことないよ・・・。いまから楽しみです。

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2006年10月25日 (水)

おすすめです。岩波「なぜ、いまアジア・太平洋戦争か」

まじめにブログ書こうとしているのに、うちの健太(アメショー、♂)が掃除機のホースにしがみついて後ろ足でけりけりしています。うるさいです・・・。おとなしくしましょう、あなたもいいかげんもうすぐ8歳になるでしょ。落ち着きましょう。

さて、今月はまだ5冊目にとりかかったところで、本は余り読めていません。「東アジア史としての日清戦争」が500ページを超える強烈に分厚い本だったせいもありますが、ちょっとかなりショックなことが個人的にありまして、二晩くらいまともに眠れませんでした。5日くらいはそのことばっかり考えていたかもしれません。

本当に仕事に向かって何も耳に入らないようにする瞬間だけ忘れることができたくらいつらかったです。ちなみに彼女にふられたわけではないので、ご安心を(意味不明)。

さて、「なぜ、いまアジア・太平洋戦争か」(岩波書店)を読みました。この本も400ページ近くあり、中身が非常に重厚で、読むのにやや骨が折れました。いろんな研究者が、アジア・太平洋戦争を単に満州事変から敗戦までと区別するのではなく、その前後をもふくみ、また今日の戦争観・歴史観はもちろん、社会にも焦点を当てるこの本は、おさかなにはとても興味深く感じられました。いくつか、主だったところを抜粋してみませう。

「同化とは、決して日本人化するということではなく、差別・抑圧するものがあった時、それに抵抗する力をなくすことだと思います」(58ページ、指紋制度の問題での、朴愛子の意見陳述、85年11月)

「天皇の戦争責任問題が顕在化しなかった原因の一つは、全ての責任を軍部に押しつけた上で、天皇と国民との間に戦争責任の問題をお互いに不問に付すというある種の黙約が成立していたことに求められる」(96ページ)

「ただし、戦争に関係した(関係させられた)個々の日本人のレベルでは、本当にアジア解放を望み、そのために現実に手を差し伸べた人々がいた事は否定しない。しかし個人の思想や行為と、国家としての日本帝国の政策は厳密に区別しなければならない」(200ページ)

「(ナチズムに対する歴史修正主義者の主張は)一見すると何か実証的であるかのような、しかし実際は、たちの悪い『口実』やあやしい文書をつなぎあわせただけの『論証』を組み立てているのである。とくに特徴的なのは、はじめに過剰に現実に対して負荷をかけ、その負荷に耐えないものについては、実証的に反証された、とする手口である」(365ページ)

「少なくとも一点だけ述べるとするならば、歴史学が問いを開くものであることを忘れて、科学性にしろ国民性にしろ、教説の管理人になりはてているところでは、既存の権威の痛快な転倒者として自己演出する『歴史修正主義』の格好の標的になるだけだ、ということは忘れてはならない」(388ページ)

これ以外にも、日本の外国人に対する指紋押捺制度が、「満州国」時代を起源にしていること、その満州国に派遣された警察官が、戦後表彰されていることなども知っておさかなはびっくりしたりしました。

今日の日本におけるアジア・太平洋戦争をめぐる学問的到達を知るにかなりいい本だと思うので(素人がいっても説得力がないが)、ぜひおすすめします。ちなみにこの本は岩波講座「アジア・太平洋戦争」の第一巻で、全部で八巻もありますが、他の本はおさかなも読んでないし、高いし(3400円+税)読めとかおすすめは(いまのところ)しませんけど、この本は絶対いいよ。あの戦争は何だったのかと疑問に思ったり関心のある人はぜひ読みましょう。

ただ、あの戦争はなんだったのかという問いに全面的にこたえるという本ではないです。いろんな視点をあたえてくれる本だと思います。3400円+税の価値は、ありますよ。

最後に注意書き;本のレベルとしてはややハイレベルだと思います。文章がわかりにくいというより、社会科学的素養とでもいうのか、読み手にやや能力を要求しているように思います。論理的思考能力を要求します。まあ、肩肘を張らないにしても、最低、満州事変~敗戦の通史の本は一冊は読んでおきましょう。

また、日清・日露戦争~満州事変以前の通史や、唯物史観、つくる会の主張や自由主義史観、ジェンダーフリー、南京事件「論争」ぐらいはだいたいどんなものか知識があったほうがよりベターです。ジェンダーのところはおさかなは知識がほとんどなく(すみません)、ちんぷんかんぷんでした。出直します(泣)。

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2006年10月22日 (日)

エバーフロストにようやく

EVERQUEST2関連では久しぶりの記事。

最近本読んだりしてばっかりだったので、気分転換にぼちぼちEVERQUEST2を再開。レベルを昨日43に上げて、エバーフロストに。

すると・・・

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 寒そうなんですけど・・・。

 

 

 

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Eq2_000064  こんなところにもたどり着いて、まわりの敵を全部倒すと・・・・

 

 

 

Eq2_000070  こんな素敵なお姉さんが襲ってきました・・・。何で噛み付いてくるのかよくわかりません。おさかな、別においしくないですよ。たぶん・・・。 

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2006年10月13日 (金)

気がつけば40歳が見えてきた?

昨日のこと。職場の先輩に「ずいぶん本を読むのが早いね」といわれた。たしかに7月から考えると26冊本を読んでいる。おさかなは「通勤時間で本を読んでいるのが大きいですね」と話した。すると。

「でもね、年をとると、満員電車で本は読めないのよ。満員のときに、老眼鏡をかばんから出してかけるなんてできないでしょう。老眼鏡をかけないと読めないし、かけっぱなしだと目が辛いし・・・」

とのことだった。なるほど・・・。ちなみにおさかなは、まだ40歳になるまではまだかなりあるが、しかし老眼がやってくるであろう40歳手前までに、集中して勉強し、いろんな社会にかかわる問題について知識を深める作業をやっておくべきだと、あらためて思った。

僕の仕事は基本的に社会問題にかかわることが多く、とりわけ雑誌の性格上、平和とか国際問題なども扱えるし、社会保障や福祉などはぜったい扱わないといけない。

とくに僕のいまの仕事は雑誌で、たぶん人種問題とかも扱おうと思えば扱える。けっこう社会と接点があり、人の関心を広く集められるものなら、何でも扱えるわけでもないが、自由度が高い。その分、勉強していないと、いろんな分野の人に記事を依頼するにせよ、自分で書くにせよ、いずれ近いうちに不自由することになるはずだ。

知識を浅いままでほうっておくことも不可能ではないのかもしれない。でも、それでは自分の人生をくだらなくするだけだ。自分の中に一定の知識の体系を築き、世界観を深め、そのベースに基づいて仕事をする期間が長ければ長いほど、完璧ではないにせよ、それなりに満足できる職業人生になるだろう。その「知識のベースに基づい」た「それなりに満足できる職業人生」の期間をもとうとすれば、本を読まなければいけない。その本を読む上で満員電車でも本が読めるというアドバンテージがあるというのが、老眼になる手前だということのようだ。

どうでもいいように思える会話をしながら、そんなことを考えていたとは、先輩は思いもしなかったかも。まじめに人生設計しなきゃ。

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2006年10月10日 (火)

おさかなのお勉強

おさかながいま夢中になっているのは、戦争の本を読んで勉強することだ。戦争の本とはいっても、戦争マニアではない。歴史認識を構築するために、過去の戦争の本を読んでいるのだ。

で、本をおさかなが読むのはもっぱら通勤電車のなかだ。おさかなが通勤に使うのは、日本全国もっとも混雑が激しいであろう、埼京線だ。埼京線の中で、読もうとしている本が、厚い本で、さらに表紙がハードなガチンガチンの本だったりすると、すっごい邪魔だ。人と人が、体を押し付けあって乗っている満員電車のなかで、そんな分厚い本を広げられるスペースがあろうはずもないからだ。人に遠慮して本を閉じてしまう。

そんなときに、たかがエロ紙面のために狭い車内で新聞を広げたり、30~40ぐらいのいい大人が、マ○ジンやジャ○プを読むために、貴重なスペースを占拠しているのを見ると、「こっちが遠慮しとるそい(「そい」=「のに」下関周辺の言葉)、頭悪くなるぞ、このボ×(ハ○)!」とかいいたくなる。いやいや、そんなことは思っていないですよ、そんなバカな・・・こともないかなあ・・・。心の狭いおさかな。

でも、おさかなは、ときに本を読むと眠くなることもある。本はだいたい長くて連続では一時間ぐらいしか読めない。断続的になら、もう少し長くは読めるのだが。家で読んでいるとしたら、すぐパソコンをいじったり、眠ってしまったりする。だいたい仕事も文字ばかり読む仕事なのに、趣味も文字ばかり読むのでは、頭と目を使いすぎだ。頭の回転の速いほうでもないおさかなは、疲れて「眠るに限るぜ‥」と寝てしまうことも多い。

しかし、勉強しなくちゃいけないことは、考えてみると、山のように出てくる。過去の戦争についての歴史認識のほかに、社会保障、憲法、国連、中東の和平の問題、環境問題、北欧の社会保障、アメリカの医療、医療と市場主義、労働問題、過労死・過労自殺、水俣病など公害病の歴史、アメリカの「安全保障」戦略・・・などなど。いったい後何年勉強すれば、満足するのだろう? おさかなにもわかりません。とりあえず歴史認識が終わったら、社会保障か、国際平和など勉強しようかと思っています。

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2006年10月 9日 (月)

国立駅の三角屋根

そういえば、国立駅が高架化するってんで、国立駅の三角屋根の駅舎が見納めになるんだって!‥っていうことで、昨日(10月8日)、おさかなは彼女と国立駅の三角屋根を見に行きました。何でも大正時代からあるそうで、そんな古いものなら見に行かなきゃ! と思ったのです。でも、見た目は「だから何?」って感じですけど。見ても別におしゃれじゃないし。ふぜいもない、大したことない駅舎なのだけど。でも、見なくちゃいけない気がしたのですよ。10年ぶりくらいに国立駅で降りました。写真撮っている人、おさかながとっているときも駅の周りに7~8人くらいいましたよ。

その後は国立駅の周辺をごそごそ。昔行ったことのある本屋に寄ったり、インテリアショップに寄ったり。その後、国分寺駅の駅ビルでぶらぶらしてお茶をして、タイ料理を食べて帰りました。グリーンカレーが辛いけど、すごいうまかった! 国分寺駅の周辺、飯屋も多いし、けっこう気に入って帰ってきました。

でも今朝起きてみたら、香辛料がお腹に響いたのか、なんだかお腹が張ったような痛みが‥マシになったけど、まだ痛い(泣)。

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2006年10月 4日 (水)

『美しい国へ』感想その2

そういえば、今日職場で「『美しい国へ』を一日で読んだよ」っていったら、「え? 買ったの? 安倍晋三の印税になるんじゃないの?」って言われた。そういえばそうなのかなあ。そうか。がーん。まあ、そんなこといったら、自分の主張の違う人間の本は読むなってことになりますが、気になって気になって、買って読んでしまったのですよ、しかも一気に!(泣)本当はもう二ヶ月ぐらいあとにしようかと思っていたのだけど。

で。今日は昨日の続き=第二弾です。今日は少し早めに家に帰れたのでね。

■「はたして日本は侵略戦争への道をたどっているだろうか。自衛隊が独自に戦線を拡大していくようなことをしただろうか」(139ページ)

 たどってるでしょう。イラク攻撃は、「大量破壊兵器を隠しているイラクはけしからん」といってはじまりました。しかし「大量破壊兵器はないらしい」と、アメリカ国内でも調査団が事前に報告していました。国連の調査団も、大量破壊兵器があるのかどうか調べていましたね。そういう努力を無視して一方的に戦争を始めたのがアメリカ(とイギリス)。世界にさきがけて支持したのが日本です。米英の占領をサポートするために、いまも航空自衛隊はイラクにいます。陸上自衛隊もほとんど何もできなかったとはいえ、イラクへ駐屯し、今後の海外派遣への地ならしをしたと思います。

 イラク戦争が侵略戦争ではなかったと? 日本が侵略行為らしいことができなかったのは、憲法9条があるからです。それは安倍さんもわかっているはずです。だから9条を変えたいんでしょ? また、自衛隊が独自に戦線を拡大しないのは、9条はもちろんですが、アメリカいいなりだからですよ。アメリカの指揮を無視して行動できないからです。

■「かつて私の祖父の岸信介がインドを訪問したとき、ネール首相が、来印を歓迎する群衆にむかって、『いままで宗主国のイギリスにはかなわないと思っていたが、日本は、日露戦争でロシアに勝った。わたしもインドの独立に一生をささげる決心をした』と、演説したことがあるが、インドの世論調査では、親しみを感じる国のナンバーワンに、つねに日本があがる」(159ページ)

 岸信介氏になんていったのか、知りませんが、ネール氏は自伝で、つぎのようにいっていることは提示しないとフェアじゃないですね。

 「日本のロシアに対する勝利がどれほどアジアの諸国民をよろこばせ、こおどりさせたかということをわれわれは見た。ところが、その直後の成果は、少数の侵略的帝国主義諸国のグループに、もう一国をつけ加えたというにすぎなかった。その苦い結果を、まず最初になめたのは朝鮮であった」(磯野勇三訳『ネール自伝』)※海野福寿『日清・日露戦争』から

■「さて、たとえばいま二十歳になった人が、きょうから払いはじめて、六十歳までの四十年間、毎月(国民年金保険料を)払い込んだとすると、総額はざっと八百万円になる。この人が年金をもらえるのは、働いていなければ六十五歳からだが、支給される額は、年に七十九万円(月額にして六万六千円ほど)である。ということは、この年金を十年間もらいつづければ七百九十万円になるから、ほぼ十年でモトがとれることになる。もしこの人が、八十五歳まで生きれば、払った額の二倍の給付が受けられることになる」(180ページ)

 モトがとれて当たり前でしょうが。いったい何のために年金制度があり、社会保障制度があると思っているのでしょうか。モトがとれればいいのなら、貯金して引き出せばいいでしょ。バカにしてますか?

 ちなみに男性は平均寿命は04年で79歳ですね。4年分だけ税金が投入されることになります。10年は自分もちです。社会保障ってケチだなあ。三分の二は国民が自分で払えってことでしょう。

 そもそも社会保障のために出しているお金っていうのは、保険料だけではないことを忘れてはいけません。税金も、社会保障の財源です。

 ところで、消費税って「福祉のため」「高齢化社会のため」じゃなかったっけ? 3%から5%に上げて、年間12兆円ぐらいは国にお金入っていますよね? 何に使ってきたのさ? その分も考えたら、税金で持ってもらえる年金は四年だけなんて、国民年金加入者で、男の人は、自分を呪うしかないですね。バカらしくてヘソで茶が沸きます。85歳まで生きて、二倍の額がもらえる? 当然ですよ。「二〇〇九年度までに(基礎年金への税金の負担は)半分に引き上げられる」(191ページ)んでしょ。

■「年金というのは、集めたお金を貯めて配るというシステムだ」(186ページ)

 すんごい簡単すぎますが・・・あなたのいう「集めたお金」に税金はちゃんと入ってますか?

■「だから、加入しているみんなが『破綻させない』という意思さえもてば、年金は破綻しないのだ」(186ページ)

 そんなに単純なんですか?

■「(※年金は)戦争ですべてを失った国民を救うためにはじまった」(188ページの見出し)

 年金制度がはじまったのは、第二次世界大戦中です。戦費調達のためだったという指摘もかなりありますが。そんなに単純に言い切って良いんでしょうか。ちなみに、厚生年金は安倍氏は1944年からだとこの本の中でいっていますが、1942年からですよ。間違えないでくださいね。可決は1941年で、第二次世界大戦の突入する前です。「戦争ですべてを失」う前ですけど。実施は1942年です。

■「教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家をつくることだ」(207ページ)

 教育の目的=国家をつくること? ナショナリストを自称する安倍氏らしい、都合のいい解釈ですね。そんなに単純なんでしょうか。・・・そもそも品格ある国家って何?

■「内容のとぼしいマンガのような教科書もあらためたい」(209ページ)

 文部科学省が検定までしているのに、マンガのような教科書なんですか? 国はいったい検定で何をしてきたの? 自民党は何をしてきたの?

■「たしかに子育ては大変でお金もかかり、何かを犠牲にしなければならないかもしれない。しかし、そうした苦労をいとわない、損得を超えた価値があるのではないか」(217ページ)

 何らかの事情がおありなのかもしれませんが、安倍さん、子どもいませんよね。そんなあなたに苦労をいとわないようにっていわれてもね。叱咤激励ありがとうございます。

 サービス残業もかなり野放しになっていますけど、そういうのを解消して雇用を創造することなどに、政府が乗り出すべきでしょう。職があり、国民にお金があればすぐ子どもが増えるかというと、そう単純でもないですけど、今日の格差社会を解決し、少子化解決の展望をはかる責任が政府にはあるはずです。少子化は、あなたの所属する自民党自身の責任でもあるんです。お金がないなら子どもも減る。当然でしょう。教育費だってかかるしね。

■「努力が正当に報われるためには、競争がフェアにおこなわれなければならない。構造改革がめざしてきたのは、そういう社会である。既得権益をもつ者が得をするのではなく、フェアな競争がおこなわれ、それが正当に評価される社会である」(224ページ)

 だから、格差社会なんだってば! 「一億円以上の金融資産を持つ富裕層の資産が急拡大していることが野村総合研究所の調査で分かった。二〇〇五年の金融資産額は百十三兆円。〇三年時点と比べて二年間で五十兆円増えた(※213兆円に達した)。景気回復による株高が追い風となり、金融機関のビジネスチャンスが広がった」(「日経」2006年9月6日)

 金融資産をもてるほどのお金持ちは、ますますビッグになるってことですね。庶民でも株で少しはもうける人がいるでしょうが、少数でしょう。ところで「株」って「フェアな競争」で「努力」なんでしょうか?

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『美しい国へ』読んだが‥その1

『美しい国へ』(安倍晋三著、文春新書)読みました。読みやすい本ですね。ただ、中身は軽すぎて論理の飛躍がひどいです。おさかなと立場の違いがあるのははじめからわかっていますが、立場が違うなりに、論理構成はきちんとしていただきたいなあ、というのがおさかなの感想です。

論理の飛躍や、明らかな間違い、またおさかながとても疑問に思った点をいくつか例示しましょう。

なお、(※)は、おさかなによる注です。

■「安保条約をすべて読み込んでみて、日本の将来にとって、死活的な条約だ、と確信をもつことになるのは、大学に入ってからである」(21ページ)

 ところで・・・20ページには「社会党、共産党の野党、そして多くのマスコミは、日米安保条約の破棄を主張していた。『日米安保の延長は自衛隊の海外派兵を可能にする。すでに日本はアメリカのベトナム侵略の前線基地になっており、日本帝国主義はアメリカと結託して、ふたたびアジア侵略をはじめようとしている』というわけだ」と1970年のことをいっている。

 しかし、ベトナム戦争の拠点になったことが、日本の将来の死活にどう関係したのか、本書にはひとことも説明がありません。ベトナム戦争は今日の国際社会で、侵略戦争だったといわれるものの一つですが、そのベトナムの地に日本の基地から飛び立った米軍が、どのように日本の将来に死活的な役割を果たしたというのです? 自分の論理の飛躍は棚に置き、「うさんくさい気がした『安保反対』の理由」などという小見出しを堂々と掲げていますが、厚顔無恥というものです。

■「たしかに軍部の独走は事実であり、もっとも大きな責任は時の指導者にある。だが、昭和十七、八年の新聞には『断固、戦うべし』という活字が躍っている。列強がアフリカ、アジアの植民地を既得権化するなか、マスコミを含め民意の多くは軍部を支持したのではないか」(25ページ)

 「大東亜戦争」当時のことのようだが、報道や言論の統制をはかり、「隣組」を組織して思想まで監視させたような背景があったことを抜きにしていないだろうか。もちろん、支持した国民も多数いたが、当時の時代背景は、そんなに単純ではない。

■「国に見捨てられたかれらが、悲痛な思いで立ち上がっているのだ。私たち政治家は、それにこたえる必要がある」(北朝鮮の拉致問題で。46ページ)

 中国残留孤児にも、日本が戦前、満州への移民を推し進めた結果として生まれた人が多数いる。彼らも国に見捨てられた人たちだが、ずいぶん政治は冷たいようですね・・・。

■「公害訴訟など、過去の国の失政を追及する国家賠償請求訴訟において、原告が勝訴すると、マスコミは『国に勝った』と喝采することが多い。しかし、その賠償費用は国民の金から支払われるのであって、国家という別の財布から出てくるわけではない。だからこそ、その責任者は被害者への責任だけでなく、納税者である国民に対する責任が厳しく問われるのである」(65ページ)

 そういえなくもないが、本当に法学部出身者(彼は成蹊大学法学部卒)ですか? 意図的に問題の所在を狭くしているように思います。納税者である国民への責任が問われているというよりも、たとえば薬害であれば、薬害を起こしてしまったり防げなかったその責任を問われているのであり、そういう過ちを二度と起こさないよう措置をとることが問われているのであり、社会不安を起こしたその責任が問われているのであり、被害者の健康や人生を侵害した責任が問われているのであり、国の責任として償う気があるのかどうかが問われているのではないのでしょうか。

■「ところが日本では、安全保障をしっかりやろうという議論をすると、なぜか、それは軍国主義につながり、自由と民主主義を破壊するという倒錯した考えになるのである」(66ページ)

 仕方ないでしょう。「大東亜戦争」を正当化する「つくる会」の教科書採択で協力し、また檄をとばす御仁(=安倍氏)のいる自民党が、「安全保障をやろう」といえば、本当に安全保障のためなのか? 大丈夫なのか?と思う人がいても不思議ではありません。次のURL参照。http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_040616.html

■「(※東京裁判で)指導的立場にいたからA級、と便宜的に呼んだだけのことで、罪の軽重とは関係がない」(70ページ)

 なんじゃそりゃ。そんなに単純なものなのか? 指導的立場とは、責任が重い立場ではないのか?

■「米国のアーリントンの国立墓地の一部には、奴隷制を擁護した南軍将兵が埋葬されている。小泉首相の靖国参拝反対の論理にしたがえば、米国大統領が国立墓地に参拝することは、南軍将兵の霊を悼み、奴隷制を正当化することになってしまう」(74ページ)

 靖国神社は、遊就館でどうどうと「大東亜戦争」はやむをえなかった、間違っていなかったとのたまう神社です。その神社に参拝することの是非が問われているのに。そもそも、単純にA級戦犯が合祀されているからけしからんということだけが「靖国問題」と呼ばれているのではないでしょう。

■「かれら(※日の丸・君が代を快く思わない人たち)にとっては、W杯の日本のサポーターの応援ぶりも、きっと不愉快なことなのにちがいない。ただ、その不愉快さには、まったく根拠がないから、かれらの議論にはなんの説得力もない」(83ページ)

 日の丸・君が代を問題している人たちの主張を、単純化しすぎだと思います。そのようなあっさりとした断定にこそ根拠がないと思います。

■「だが、すごいと思うのは、いざ外に向かうときは、アメリカ国民は、国益の下に一枚岩になることだ」(86ページ)

 イラク戦争を起こした責任を問う声や、イラク戦争反対の運動がアメリカでも起きているようですが、いったいこの現象は「一枚岩」と呼べるのでしょうか。ちょっと単純すぎる断定ではないでしょうか。

■「(※ミリオンダラー・ベービーが)とりわけアイルランドへの帰属意識という点に注目して作品を見直すと感慨深い。クリント・イーストウッド自身がアイルランド系だというから、その思いが込められているのかもしれない」(90ページ)

 どう感慨深いのかよくわかりませんが・・・「モ・クシュラ」は娘にも相手にされない、不器用な老トレーナーの、彼なりのマギー(女性ボクサー)への精一杯の愛情表現だと思いましたけど。帰属云々の大切さを表現しているようには見えませんでしたが、ちょっと単純な映画評では? 私には、違和感があります。自分の主張=愛国心に意図的につなげたいようにしか見えません。

■「世界を見わたせば、時代の変化とともに、その存在意義を失っていく王室が多いなか、一つの家系が千年以上の長きにわたって続いてきたのは、奇跡的としかいいようがない。天皇は『象徴天皇』になる前から日本国の象徴だったのだ」(104ページ)

え? 江戸時代は、天皇なんてかなり影薄くありませんでしたか? そんなに単純に言い切っていいんですか?

■「日本、ドイツ、イタリアは、あいついで国際連盟を脱退、『アメリカは自由の理念を世界に広めるという特別な使命を持つ』と宣言したウィルソン(※大統領)の理想は、ここにいたって挫折をよぎなくされることになる。一九四一年の日本の真珠湾攻撃は、アメリカ外交に決定的な変更をせまることになった。いまや孤立主義を捨て、自分たちの信じる独立宣言や憲法にうたわれたアメリカの価値観を世界に広げなければならない-理想主義の追求が、はっきりと外交にもちこまれたのは、このときからである」(115~6ページ)

え? 何言っているのかよくわかりません。「理想主義の追求が外交にもちこまれた」のは日本の真珠湾攻撃のおかげだといいたいのでしょうか? ここでいう「理想主義」「理想」とは、「国際連盟の創設を提案し、世界史上初めて、国際機構による平和の維持という理想」(114ページ)とも同義語のようですが。ところで国際連盟から日本が脱退したのは、世界から満州事変、満州国建国を非難されたせいだったと思います。自分で国際社会に挑戦して連盟を脱退しておいて、アメリカが「国際機構による平和の維持という理想」を外交にかかげたのは日本のおかげだとも読めますけど、そういうことがいいたいのでしょうか? 

■「憲法前文には、敗戦国としての連合国に対する”わび証文”のような宣言がもうひとつある。《われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたい》という箇所だ。このときアフリカはもちろん、ほとんどのアジア諸国はまだ独立していないから、ここでいう《専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会》とは、おもに連合国、つまりアメリカをはじめとする列強の戦勝国をさしている。ということは、一見、力強い決意表明のように見えるが、じつは、これから自分たちは、そうした列強の国々から褒めてもらえるように頑張ります、という妙にへりくだった、いじましい文言になっている」(122~3ページ)

 かわった憲法前文解釈ですね。

■「たとえば日本を攻撃するために、東京湾に、大量破壊兵器を積んだテロリストの工作船がやってきても、向こうから何らかの攻撃がないかぎり、こちらから武力を行使して、相手を排除することはできないのだ」(133~4ページ)

 え? 現行憲法のもとでも、領海侵犯でだ捕できないの? 領海侵犯なら、当然海上保安庁が排除するはずですが? 

とりあえず疲れたので、今日はここまで。

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2006年10月 1日 (日)

中国旅行の報告

お待たせしました! え? 待っていない? そうですか(泣)。

9月7日から10日の中国旅行報告です。詳細には報告しません、簡単に。中国から帰ってしばらくお腹の調子が悪かったせいもあり、ずいぶん遅れてすみません。

今回の旅行は南京がメインでした。先日ブログでも話したとおり、南京大虐殺の記念館があるのですが、記念館は展示拡張のための工事中で、今年6月末から来年の12月12日まで工事中なんだそうです。つまり、南京占領70周年に再オープンってわけですね。

そんなわけで、常志強さんという南京事件の生存者の方に証言を聞くことになりました。証言の内容は、下記URL参照。

http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2006/09/post_d386.html

淡々と記録しましたが、声に出して音読すると、おさかななどは泣けてきます。ただ、大変な被害をこうむった常さんですが、証言の最後で、日中両国が隣国同士発展すればよいと話していること、日本にも平和を愛する人がいることを知り、考えが変わったと話していることなどは、救われたというのか、励まされた気がしました。

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 これは常さんです。

 

 

 

 

 

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 これは把江門(ゆうこうもん。「把」の字が厳密には違いますが・・・)。

 

 

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 これは記念碑。大虐殺(大屠殺と書いていますが、家畜のように殺されたということ。日本で言う屠殺と同じ意味さとのこと)の記念碑は、南京市内に全部で13あるそうです。

 

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 これは長江大橋。南京事件当時、橋はなかったのだけど、この川を渡って逃げようとした中国兵が多発したそうです。こんなところを寒かっただろうに、わたって逃げようとしたというのは、すごいですね。想像を超えています。 

あと、中国で驚いたのは、ものすごい高層ビル建設ラッシュだということです。

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 これは南京玄武飯店(ホテルです。飯屋ではありません。念のため)から。

 

 

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 これは上海のテレビタワーから。テレビタワーは468メートルありますが、これは270~280メーターくらいのところから。それ以上あがろうとすると有料になるらしい・・・たしか、そうだったと思う。

 

上海も南京も、このあたりは地震がおきたことがこの数千年ないらしく、そのことも手伝ってがんがんビルが建設されているとのこと。設計はフランスやアメリカ人みたい。マンションは上海市内の郊外でも2000万くらいはするが、平均的な月給は日本円で4万円くらいだとのこと。マンションや車のローンで借金地獄、借金返済の奴隷のような生活だと嘆いている中国人が多いと、地元・南京の旅行者のガイドさんが話してくれた。

で。

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 これは南京の貧民街。活気はすごいけど・・・高層ビルがあるところと、こういう街が並んでいるって言うのもすごい格差だ。上海の旅行者の人が、「いまの中国の政策は、一部の人をまずお金持ちにしようという政策だ」といっていました。

 

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 これは上海ガニ。向こうでは日本で言うまつたけのようなもので、庶民は普段はそんなに食べられないと言っていたけど、正直、期待していたより小さいし、そんなにおいしくない。ガイドさんいわく、「養殖で、十分大きくなるより先に出荷してしまう。需要に生産が追いついていない」とのことでした。淡水のカニってこともあるのかな、日本の海のカニの方が絶対うまいです!!

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 これは上海の雑技団。とにかく連日満員だそうで、予約しないと見れないみたい。「え? マジ? まだやるの?」みたいな、人間離れした技をこれでもか!と見せ付けられ、圧倒されました。本当に面白かったです。

 

中国へ行っての感想は、とにかくすごい伸びているなあということ。経済格差などの問題や、医療や社会保障などが十分ではないなど、いったいどこが社会主義なのだという感じの問題点も山積しつつ、ビルがガンガン建って、外資もすごい入って、きらびやかな街やデパートなども林立し、数多くの人々が往来しているのを見ると、日本もそのうち追いつかれそうだなあ、という印象を強く持ちました。また上海も、あと記念館の見れなかった南京もいってみたいです。

ほかにも上海の王仏寺なども少し見ましたが、上海の繁華街は新天地くらいしか見れなかったので、また見にいきたいです。

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また9月も10冊読みました

 9月は中国に旅行に行き、食中毒をくらって一週間ぐらいお腹の調子が悪かった日々が続きました。もう、それはふらふらでしたが、にもかかわらず8月に引きつづき9月も10冊の読了を達成してしまいました。ちょっとわれながらあきれてしまいます。その原動力はどこに・・・。意地なのか、正義感なのか?

 10月は、日清・日露戦争と朝鮮近代史を勉強したいと思っています。・・・入手した余計な本がたくさんあるので、それも読まないといけないのですが(泣)

○日本近代史の虚像と実像1 開国~日露戦争 大月書店1990(9/3読了)

 個人的には、論文が細切れに載っているという印象で、ちょっと読むのが苦痛でした。マニアか専門家向けかもしれません。素人にはおすすめできません。もちろんおさかなも素人ですけど(笑)。

○南京大虐殺の現場へ 洞富雄/藤原彰/本田勝一編 朝日新聞社1988(9/4読了)

 過去の論戦の様子がわかりやすく載っているので、興味のある人は読んでもいいかもしれません。板倉由明氏の改竄についても触れられています。

○日本の歴史20 アジア・太平洋戦争 森拓麿 集英社1993(9/6読了)

 おさかなは素人ですので、通史把握のためにと思って読んだ本です。いくつか細かいところではよくわからなかったり同意しかねたりする部分もあった気がしますが、忘れました(笑)。でも、おおまかな流れをつかむのにはよいと思います。

○南京への道 本田勝一 朝日文庫1989(9/8読了)

 中国の被害者の証言を書き連ねた本多氏の著作。でも他の著作で紹介されている証言もかなり多かったので、あっさり読んでしまいました。でも、中国の被害があっさりしているということではありませんよ、あしからず。難を言えばモノクロのせいもありますが、証言者の人がこれが傷だよと示してくれても、どこが傷なのか見えにくい。

○十五年戦争史1 満州事変 藤原彰/今井清一編 大月書店1988(2006/9/18読了)

 とくに印象に残っていません・・・。個人的には自分の出身大学が京都の大学だったせいもあり、滝川事件をあつかった「V 非常時下の知識人」が学生運動や、教授会の中でのたたかい、裏切り、分裂などが描かれていて、興味深かったです。

○韓国併合 海野福寿 岩波新書1995 (2006/9/19読了)

 宗主・宗属関係というのが、今日の国際社会ではなじみのない関係なので、最初はちょっと読みにくかったです。宗主・宗属関係などについて注意して読み進んでいくと、何とかきちんと読めると思います。韓国を武力で脅したり、韓国の要人を軟禁・殺害したり、頼まれもしないのに朝鮮に軍隊を駐留するなどの、日本の主だった行為をつかむのにはいいかもしれません。この本をきっかけに、もう少しつっこんで勉強するというのがいいかもしれませんね。

○日本の歴史19 大国主義と民本主義 武田晴人 集英社1992(2006/9/24読了)

 これも通史の把握のために読んだ本。わかりやすいと思います。大正の「成金」がどうやって成金になったのかよくわからなかったので、ちょっと勉強になりました。第一次世界大戦のみならず、当時の社会背景についても触れていて、興味深く読みました。

○大日本帝国の時代 由井正臣 岩波ジュニア新書2000(2006/9/26読了)

 読んで損しました。日清・日露戦争は両方とも何で戦争に突入したのか、この本ではよくわかりません。明治から敗戦直後までの通史のおさらいのつもりで読んだのですが、それにしても記述が簡単すぎです。

○天皇の軍隊と日中戦争 藤原彰 大月書店2003(2006/9/27読了)

 思いのほか、面白いと思ったのが藤原氏の回想記と対談。自身の歴史家としての歩みを振り返っているが、時代と格闘した様子がわかりやすく、具体的。「対談とか回想記などというのは、だらだらしてつまらない」と思いがちなおさかなも、面白いと素直に思いました。三光作戦や、日本の敗戦後も国民党軍に参加させられ、共産党軍とたたかわされた日本軍があったことなどについても触れられています(大半は、他の雑誌や著作に載った論文みたいですけど)。

○十五年戦争史3 太平洋戦争 藤原彰/今井清一編1989(2006/9/30読了)

 この本では、沖縄戦に興味を持ちました。沖縄で沖縄県人をスパイ視して日本軍が殺したことなどが触れられています。もう少し裏づけがほしいところですが、スパイ視していたこと自体は軍の資料によっても明らかで、あらためて日本はそんなことを考えていたのかとびっくり(「沖縄語ヲ以テ談話シアル者ハ間諜(<おさかな注>スパイ)トミナシ処分ス」日本軍「球軍日報」1945/4/9)。ほかにも、「Ⅳ 大東亜共栄圏の支配と矛盾」も当時の日本軍が何をしたのかが比較的わかりやすく書かれ、把握するによいと思いました。

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