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2007年9月25日 (火)

歴史認識/「『なかったことだ』なんて嘘は通じない」と日野原氏

全国革新懇ニュースというのがある。2007年9月10日号がたまたま目にとまった。目にとまっていたのにちっともブログにアップしなかったので、紹介します。

9月10日号では、聖路加国際病院の理事長、日野原重明さんがインタビューに応え、発言している。一部抜粋。  

 ――過去の戦争について「正しかった」という人がいます。

 日本は日中戦争という誤った戦争に踏み出し、近隣諸国に大きな惨禍をもたらしました。中国で人体実験をおこなった731部隊の石井四郎中将は京都大学の先輩です。私が医学部4年生のとき人体実験の16ミリ映画をみせられました。捕虜を檻の中に入れてチフスやコレラ菌その他の各種の病原菌を感染させて何日目に熱が出るか、何日目に発疹が出るか、何日目に死ぬかというものです。また、南京で日本兵が銃剣で妊婦のおなかを突き刺す場面も見ました。見た学生はみんなぞっとして、脳貧血を起こして倒れるんです。

 僕らはそういう事実を知っているから、「あれはもう過去のことで、なかったことだ」なんて嘘は通じない。(後略)

 人体実験の映画を見せられたということでは、ことし四月に行われた国際シンポ「戦争と医の倫理」で、

http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2007/04/post_8e8d.html

莇昭三医師(15年戦争と日本の医学医療研究会幹事長)が、石井四郎軍医小将が1941年4月21日に「大陸に於ける防疫について」と題し、金沢医科大学で講演し、映画上映をおこなったことを明らかにしている(僕のブログでは紹介していません・・・すみません)。映写内容は不明だが、出席者の名簿が現在も残っており、「朝鮮」「台湾」「支邦」の留学生10数人は出席を禁じられたと莇氏は述べた。このことからも、京都大学のみで人体実験の上映をやったのではなく、他の大学でもこのような映画上映をした可能性は高いように思う。

それにしても・・・本当に妊婦のお腹を刺した映画なんて上映したのか? そういう映画をみたという証言があるということで記憶にとどめておこう。

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