米兵の犯罪率は「低い」なんて証明されてない
日本人や沖縄県民と比べて「米兵の犯罪率は低い」という意見を述べる人がいるようだ。
米兵の犯罪率は本当に低いのか? そんなことは証明されていないだろう。
第一に、米軍は在日米軍基地内の犯罪件数を公表していない。
さらに米兵住宅は大半が基地内にあり、そこで寝泊りしている。これらの米兵が仕事が終わって基地外に繰り出し、犯罪を起こす。その外出時の犯罪だけが日本の警察に認識され「米兵犯罪」と呼ばれているのである。そんな一部の統計だけを取り出して、ほとんどすべての時間を基地外ですごしている沖縄県民や日本人一般と犯罪率を比較するのは、アンフェアだ。
第二に「『軍事植民地』沖縄」(吉田健正著、高文研2007)によれば、国防総省によると、2006年には米軍全体で3000件の性暴力(=力づく、合意によらないソドミー(異常セックス)、わいせつな暴行、これらの行為の未遂)事件があったという報告もあるそうだ(167ページ)。
かたや、警察庁の発表では、日本における平成18年(2006年)の認知件数は、強姦1948件、強制わいせつ8326件で、ほかに公然わいせつが2602件、わいせつ物頒布等が795件だ。
米軍は、米軍全体で3000件。米軍人は141万人ほどだ。
日本は、日本全国で13671件。人口は1億2000万人あまりだ。
上記の数字だけを比較したら、明らかに米軍の方が性犯罪率は高い。
米軍の3000件を141万人で割ったら470人に1件。軍属や家族、その他関係者を含めたとしても1000万人を超えるというのは考えにくいし(正確な数は知りません)、1000万人だったとしても、3333人に1件となり、まだ日本よりも性犯罪発生率は高い(強姦、強制わいせつに加えて、公然わいせつ、わいせつ物頒布等まで入れて日本の認知件数は8777人に1件となる。※1億2000万人で割った場合)。
犯罪の統計の取り方もまちまちかもしれないし、一概には比較できないが、上記のようなデータをみるかぎり、米兵犯罪が日本よりも少ないっていうのは信じがたい。
第三に、アメリカ人一般の犯罪率は、日本人一般よりも飛びぬけて高い。これらが急に日本に来たら軍の規律で抑制されるだろうか、という疑問もある。
上記著書によれば、173ページから174ページで、次のように述べている。
*たとえば二〇〇四年に米国で認知されたレイプ(強姦)事件は一九九二年の約一〇万件よりは減ったものの約九万五千件(人口一〇万人あたり三二件、日本は平成一五年で一・九件)、九一年に二万七千件もあったマーダー(殺人)は一万六千件強(同五・五件、日本は平成一五年で一・一件)を数えた。国連統計によれば、殺人、性犯罪、強姦、暴行、窃盗(強盗/家宅侵入/自動車窃盗/その他)、詐欺、通貨偽造、麻薬所持などの刑法犯罪の認知件数を総人口で割った犯罪率は、日本の二・三%に対し、米国は四・二%(二〇〇一年)とほぼ二倍に達する(ウェブサイト「国際統計-犯罪率統計・ICPO調査」)。
まあ、米軍犯罪発生率が本当に低いのなら、米軍は件数を罪種別に発表しろってことですね。
アメリカ人が日本に来たらみんな犯罪者だと思えとは思いませんが、少なくとも米軍の犯罪件数全体が公表されないもとで「米兵の犯罪率は低いんだ」っていわれても、まったく信じられません。
※なお、米軍犯罪の背景に米軍の体質をあげる人たちもいるのだけど、この点については不勉強なので、気が向いたら勉強します。
| 固定リンク

コメント
横須賀 の 犯罪発生 は 10年前と比べて 減ってきていることは事実です。 唯 殺人、 暴行 等の 犯罪ガ ふえ 米兵同士の 喧嘩 等に 起因する器物破損 事件が 減ってきています。 また オーストラリア の 女性に 暴行した 事件の ように日本の警察に逮捕されても不起訴にすることもおおく賠償、慰謝料は 何故か 日本の 税金で 支払うことが多く 表にでることは少ない。
また 犯罪に ならない 迷惑行為は 増えて来ている。(学校帰りの 中,高性の女子に付きまとう、その他 イロイロ)
私も 横須賀で 飲食店 を営んで30年 米兵が 陰険 になり 犯罪に生らない迷惑 行為に 悩んでいます。
反米 では 無く 親米 で 唯 現状を なんとカ したいとおもっているひとは 連絡を 下さい
投稿: TACK | 2009年6月27日 (土) 09時29分