ケンウッドのスピーカー=LS-K800をやめ、DYNAUDIOのAUDIENCE52を買いました。その他の手持ちのオーディオは、プリメインアンプ=PMA-1500AE(デノン)、CDプレーヤー=SA8001(マランツ)です。
このAUDIENCE52は、新シリーズEXCITEの登場にともない生産が終了したAUDIENCEシリーズのブックシェルフタイプで、同シリーズ「42」の上位にあたります。
定価157500円でしたが、10万8000円ほどで購入できました。展示品でしたが、1週間して音がやや変わって来た(音場がやや広がった)のを見ると、十分に音出ししなかった個体のようです。エージングの余地が結構あるかも(本当のところはわかりません)。先週の日曜日に届きました。
というわけで、現時点では音質に関しては判断できない部分がある(エージング途中かもしれないので)のだけど、ファーストインプレッションを書きます。
【音 質】
①響きが広がる感じ。これがよいです。「音場の見通し」「音場の奥行き」っていうのが雑誌やブログなどでいわれています。いままで何のことか実感がわきませんでしたが、このスピーカーでだいぶわかってきたような気がします。音が人に向かって飛んでくるのではなく、音・ステージが自然に目の前に広がっている印象。LS-K800の場合、耳をこらしてスピーカーの方へ向かって身を乗り出して音を聴いてしまうことがよくありました。52はそんなことは必要ありません。ゆっくり安心して曲が聴けます。ステージのようなものが目の前にあるのですから、身を乗り出す必要なんてないのです。身を乗り出したり、意識を集中しなきゃ曲を味わえないことが「52」でかなり減ったので、ストレスにならない。これは、すごくよいです。
②音が細やか。微細な音を出してきます。以前よりもボーカリストの息づかいがきこえるのは、ナイスです。口を開いたりする音まで時折聞こえます。
③②にもかかわらず、聴きづかれするような鋭さ、キンキンした感じもありません。上手に柔らかさが持たされているのかも。しかしその柔らかさは過度ではない。52にふれて、LS-K800がいかに柔らかさを色づけされていたか、実感させられました。
④②や③の当然の帰結として、ロックなどもがんがん聴けます。以前のスピーカーはロックのドラム、ベースなどが何となく重い、ネムイ、まどろっこしいような音で、聴いていると聴きつかれ、時々頭痛さえしていました。でも、そういうまどろっこしい音は、52は低音に至るまで皆無。低音はドロっとしないし、高音もキンキンしないので、安心してロックが聴けます。ジャズやポップスなどもOK。はば広いジャンルに対応できそうです。ここは僕的には特筆すべき点です。
【外観・仕様】
⑤外観は、四角いおもちゃ箱のようです。あんまり高級って感じがしません。でも、カバーをはずすと、けっこう「カッコイイ!」と思っています。お気に入りです。でも外すとうちには怪獣(猫)がいるので、怪獣に破壊されないように普段はカバーをつけたままです。ごくたまにしか外しません。この質感がかっこいいのですよ!(部屋が狭い物で、部屋の隅にしか置けないのは、見過ごしてください…)
⑥やや困ったのは、スピーカー端子です。スピーカー端子は、裸線かバナナプラグにのみ対応です。もちろんラグ対応ってことになっていますが、それは「I」型のラグであって、「Y」型のラグではありません。したがって、僕は「Y」ラグの枝分かれした一方を差し込み口につっこんで固定しています。
⑦能率は86dbで、そんなに低くはないのですが、PMA-1500AE程度の入門クラスのアンプの場合、スピーカーケーブルを選ばないと失敗するようです。音の力感、音の実像感を増すようなケーブルが必要なようです。僕はCHORDのEPIC2を最初に使用しましたが、音が引っ込んだようなつまらない音になりました。そこで同じく手持ちのAETのSCR-SPに交換したところ、音がだいぶ前に出てハッキリするようになりました。
⑧これはエージング途中(かもしれない)なので何ともいえませんが、音の響きはすばらしいのだけど、いまのところ、ボーカルやサックスなどの温度感がもうひとつほしい印象です。エージングとともに少し改善してはいるので、何ともいえないのですが。そして、どちらかというと、万全ではないものの、なぜか現時点では僕が普段あまり聞かないクラシックの方が臨場感にすぐれ、すばらしい気がします(笑)。
ただ、温度感は52が悪いというよりも、52がシステムの音に敏感だという印象もあって、もともと僕のシステム(アクセサリーを含む)にたいした温度感がなかったことを52が露呈させたのにすぎないのかも、と思っています。
以上、早晩、音の調整が必要になるかもしれません。いまも温度感は皆無じゃないので、もう少し温度感がほしいだけなんですけどね。
システム本体をいじるのか、アクセサリーをいじるのか結論は出ていませんが、少なくとも52は買い換えません。ほぼ僕的には求めていたスピーカー像に近いと思うので。その他の本体も買い換えないでしょう(本体は目につきやすく、家庭不和のもとにもなりかねませんから)。
やはり昨年来、LS-K800がネムイ音だったこともあり、手持ちのアクセサリーは、やや明瞭さの追求に偏ったセレクトをしてきた感があります。それがいま、あっけなくスピーカーが明瞭になってしまったので、どうするか? 課題を目の前に提示されたのです。さて、どうするか。追求のしどころでもあるわけですけどね。
たぶん、アクセサリーを変更して、後日レビューを書きたいと思います。【2日追記】いや、ようす見た方がいいのか…?
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